
「こんな暮らしに憧れる!おすすめの移住ムービー3選」
「移住するってどんな感じ?」
地方暮らしを夢見る誰しもが思い浮かべるこの疑問。
都会から離れて自然の中で暮らしてみたい、美味しい特産品を食べてみたい、夢を叶えてみたい・・・と、興味を持つきっかけはさまざま。ですが、いざ移住をしてみようと考えると、この壁にぶつかります。
どんな暮らしか想像がつかない、体験記事や実際に移住した人のブログや動画を見てもピンとこない・・・。
そこで今回は、映画好きの筆者が厳選した『こんな暮らしに憧れる!移住がテーマの映画』を3つご紹介させていただきます。映画を鑑賞し、登場人物たちの視線を通して移住生活とはどんなものかを体感してみましょう!
紹介作品
『しあわせのパン』 2012年/日本/114分
作中の移住先:ロケーションが抜群な月浦
監督、脚本:三島有紀子
出演:原田知世 大泉洋
(あらすじ)
東京から北海道の月浦に移り住み、湖を見渡せる丘でカフェ『マーニ』を開店した夫婦。夫の尚(大泉洋)が焼くパンと妻のりえ(原田知世)が淹れるコーヒーと美味しい料理が名物のカフェには、様々な事情を抱えた客が訪れる。
夏、秋、冬、春。季節が移ろいゆく中で夫婦と客たちの心のふれあいが描かれる。 2012年から2018年までシリーズ化された主演・大泉洋、舞台・北海道シリーズ。シリーズ最初の作品がこの『しあわせのパン』です。夫婦が営むカフェにやってくる客の人生模様と交流を淡々と描く群像劇。鑑賞後、カフェを開いてみたい!と憧れちゃう人も多そうです。
空知地方が舞台でワイン作りをする兄弟が主人公の『ぶどうのなみだ』、せたな町が舞台で仲間たちと一日だけのレストランを開くため奮闘する『そらのレストラン』と三部作に続きます。どちらの作品も心温まる内容でおすすめです。
『サンセット・サンライズ』 2024年/日本/139分
作中の移住先:釣り好きに最高の宇田濱
監督:岸善幸
脚本:宮藤官九郎
出演:菅田将暉 井上真央 竹原ピストルほか
(あらすじ)
世界中が新型コロナウィルスによるパンデミックに追い込まれた2020年。東京の大企業に勤める釣り好きの西尾晋作(菅田将暉)は、空き家情報サイトで見つけた4LDK・家賃6万円の物件に一目惚れ。会社で導入されたリモートワークを機に宮城県・宇田濱町へと転居。海が近くて仕事の空き時間に大好きな釣りが楽しめる“お試し移住”をスタートさせるが・・・
ちょっと話したつもりが次の日にはみんな知ってる。噂に尾びれがついて大事件になっちゃってる。そんな地方ならではのあるなるな小ネタシーンが満載の本作。
コミカルな部分もありつつ、大震災後の住民たちの抱える心の傷、地域の空き家・廃屋問題についても描かれています。地方移住をテーマにしながら、“人生をもう一度踏み出す”ということについても考えさせられる内容です。
作品内に登場する美味しそうな三陸グルメと宇田濱の美しい海の風景は必見!芋煮会も楽しそうです。
『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』 2018年/アメリカ/91分
作中の移住先:プーさんの森よりずっと広いカリフォルニア州郊外
監督:ジョン・チェスター
脚本:ジョン・チェスター マーク・モンロー
出演:ジョン・チェスター モリー・チェスター
(あらすじ)
愛犬トッドの吠え癖が原因でマンションからの立ち退きを要求されてしまったジョンとモリー。かねてから夫婦の憧れだった「本当に体にいい食べ物を育てる」という夢を叶えるため、二人はカリフォルニア州郊外へ移り住み、そこで農園を開くことを決意する。
しかしそこは自然が手つかずのままの200エーカー(80ヘクタール)もの荒れ果てた農地だった。
紹介させていただいた作品の中で唯一のドキュメンタリー作品であるこちら。
全くの素人状態で農園作りを開始し、大自然に振り回されながらも自分たちの夢を追いかけた夫婦の8年間の記録が描かれています。200エーカーは大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)およそ15個分ととんでもない広さ。土作りから家畜の出産、牧羊犬の訓練、収穫、トラブル、またトラブル。次々と色んなことが起きるので、あっという間の91分です。
農園内で採れた何故か妙に大きい鶏卵を割るシーンは驚き!まさかあんな風になっているなんて・・・自然の恵みというものは予測不可能です。
いかがだったでしょうか。今回は『移住』がテーマになっている作品を3つ紹介させていただきました。
この他にも移住・田舎暮らしをテーマにした作品はたくさん。もしかしたらその中の一本が、そっとあなたの背中を押してくれる作品になるかもしれません。
ご紹介させていただいた作品は全てNetflixほかサブスクにて配信されています。是非お楽しみください!