移住ストーリー

十勝・池田町に移住して10年、温かい人に囲まれ自然体のシニアライフ Oさん

2015年に完成したO邸。設計・施工は赤坂建設

青空に映える赤い三角屋根。北海道・池田町にあるOさん夫妻の自宅です。Oさん夫妻は2015年に岐阜県から移住してきました。

移住して10年が過ぎた2026年の冬のある日、Oさん夫妻を訪ねました。移住をめぐるお話と、池田町での暮らしについて伺います。

定年退職後の移住を目指し、お試し移住を何度も体験

愛知県出身のOさんは北海道が好きで、若い頃から旅行で何度も訪れていました。旅行から自宅に戻ると、後ろ髪を引かれる思いが募ったそうです。
定年退職後は思い切って北海道に移住したいと考えましたが、まず冬の暮らしを経験してからと、移住体験ができる施設を利用しました。七飯町、八雲町、豊頃町など、さまざまな土地に赴いて、2週間から数カ月を過ごしたそうです。

Oさん 七飯町の戸建て住宅で冬を過ごしてみたら、暖房がしっかりしていて暑いくらい。これなら冬も過ごせると思いました。

取材したのは1月下旬。今シーズンは雪かきを一度しただけとOさんが話してくれた

Oさん 夏に豊頃町で過ごして、十勝の景色の良さにひと目惚れしました。冬も天候が安定していて住みやすいと聞き、十勝で土地探しをすることにしました。

奥さま 池田町のこの土地は、スーパーや病院などにも近い便利な場所です。土地を見に行ってたまたま声を交わした近所の方が、とても雰囲気がよかったのも決め手の一つでした。その方とは今では一緒に行動するほど付き合いが深まっています。

信頼が決め手。憧れの三角屋根の家に

土地を見つけてから、Oさん夫妻は知人からの紹介で赤坂建設社長の赤坂正さんと出会います。赤坂建設は、池田町で創業し100年以上の歴史を重ねている老舗の地場工務店です。
実は当初、家づくりはあるハウスメーカーで決まっていて、地盤調査まで進んでいました。ですが、赤坂さんとの出会いにより、Oさんは赤坂建設にお願いすることに決めました。

土木会社の技術者として長年勤めてきたOさん。これまでもたくさんの技術者や経営者と接してきた経験から、赤坂さんの人柄と仕事ぶりが確認できたからでしょう。赤坂さんと話して意気投合し、「この人なら信頼できる」と思ったのが大きかったそうです。

赤坂建設にお願いしたことで、この三角屋根の家が実現しました。

奥さま 十勝に住むなら、やっぱり三角屋根の家がいいなと憧れていましたね。

落雪型の屋根にソーラーパネル4.26kWを搭載したことで、夏だけでなく冬も光熱費を抑えることができています。

赤坂建設の赤坂正さん(左)とOさん夫妻

お試し移住の期限が近づき、Oさん夫妻が岐阜へいったん帰ってしまう前に、赤坂さんはプランを作成。決断が早く懐も深いOさん夫妻、2階建てにする点だけ変更し、ほぼ「お任せ」のままGOサインを出しました。

キッチンはタカラスタンダード。名古屋のショールームで打ち合わせをしたものを帯広のショールームと連携しフィードバックしてもらった

お任せといっても、丁寧なヒアリングで2人の希望をくみ取り、短期間のうちにプランを練り上げた結果でした。

1階の主寝室
ユーティリティーからはリビングダイニングにも行くことができる回遊動線となっている

例えば、寝室からはウォークインクローゼットを通って、まっすぐ水回りのユーティリティーに行けるようになっています。

浴室やトイレはバリアフリーにして広く取りました。お客さまが来たときや、2人が年を重ねたときを考えてのことでした。

工事中の写真。赤坂さんが撮影し、その都度メールで送っていた

工事が始まって完成するまで、Oさん夫妻は岐阜から一度も訪れることはなかったといいます。赤坂さんは「私の人生で、建設中に家を見に来なかった方はOさんただ1人です」と驚きをもって振り返ります。強い信頼関係の表れなのでしょう。

移住して10年。北海道での暮らしを満喫

広々とした玄関。玄関を含め1階は全面床暖房で、暖かく保たれている

移住して10年。奥さまは町内のカントリーダンスのサークルに入り、夏は家庭菜園で野菜づくりを楽しんでいます。家でできたとれたての野菜は本当においしく、晩酌がすすむと、Oさんも日常の喜びを語ります。

2階のドーマー窓からはワイン城を望む。地下熟成室には十勝ワインが静かに眠っている

70代半ばを過ぎたことで、医療や介護サービスなどに不安はありませんかと尋ねると、

Oさん 奥さま 2人とも元気で、病院も近くにあり、広域で見ても医療体制は十分整っているのであまり心配はしていません。ご近所や町の人が温かく、交流が広がったおかげで楽しく暮らせています。赤坂さんもこうしてときどき顔を出して、見守り続けてくれるのもありがたいです。

北海道を離れたくないと、娘さんたちが暮らす愛知県には移住後一度も足を向けていなかったというOさん夫妻。10年経って、一度帰ってみようかという話がようやく出ているそうです。それほどに池田町での暮らしが気に入っています。

Oさん夫妻は、自然体で直感に導かれることで縁ある土地とつながり、居心地のよい家を造ることができました。地域の人たちとのさまざまな交流が、2人のシニアライフを豊かに彩ってくれています。

【2026年1月取材】
写真 Commercial Photo / Movie SWITCH

株式会社赤坂建設

100年の歴史 十勝ツーバイフォー住宅のパイオニア

赤坂建設は1912年に十勝・池田町で創業。3代目の赤坂芳雄社長は、1976年に寒さ厳しい十勝で、断熱・気密・耐震性能などに優れるツーバイフォー住宅を初めて建設。十勝の住宅性能向上をけん引してきた。現在は6代目、赤坂正社長のもと、住宅性能の向上に加え、住まいのデザイン、住み心地、防災力などの強化、移住促進、そして地元工務店として地域貢献にも積極的に取り組んでいる。

住所】北海道中川郡池田町字旭町2丁目5-4
電話番号】015-572-2290
公式サイトhttps://aksk.co.jp/


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    北海道・池田町

    十勝平野の東部に位置し、山や川に囲まれた自然豊かな池田町。豆類やテンサイなどの畑作、酪農、畜産に加え、寒暖差を生かしたブドウ栽培も盛んです。いけだワイン城といった観光資源も充実し、食と景観を満喫できます。年間を通じて日照時間に恵まれ、降雪量も少ないのが特徴です。

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