移住ストーリー

十勝の大地にも似合うモダンな平屋の家 帯広市/YOTUMOKU-side(ヨツモクサイド)

帯広市の工務店YOTUMOKU-side(ヨツモクサイド)が手がけるのは、雄大な自然が広がる十勝の風土にも合うモダン住宅です。外壁や室内壁に塗壁や漆喰、床には無垢材といった天然素材をふんだんに使い、心地よさと上質さを両立。非日常を感じさせるスタイリッシュな設計は、移住先の住まいはもちろん、リゾートハウスとしても魅力的です。設計士の吉田和憲社長とコーディネーターの片山さんが、施主が思い描く理想の暮らしを丁寧にカタチにしていきます。

「家の顔」である玄関ポーチは広々と。坪庭で四季の移ろいを楽しむ

外観は住居と物置、ガレージが一体となっており、洗練された印象です。外壁は塗り壁と金属サイディングで仕上げました。

玄関ポーチの面積は10.47㎡と、ゆったりとした造り。ポーチ天井にはレッドシダーを使っています。

ヨツモクサイドという社名には、「四つの季節の美しさと心地よさを楽しめる家」「本物の木のぬくもりを味わえる家」という意味が込められています。
今回の住宅には「気持ちのよい自然光や四季の移ろいを感じられるように」という吉田社長の発案で、玄関脇に坪庭をつくりました。夜間にはアオハダの木がライトアップされ美しい陰影が楽しめる、オーナーさんお気に入りのポイントです。

LDKの天井高は約3.3m。他の部屋より1mほど高く、部屋に入った時の開放感は抜群です。視覚面でもコストの面でもメリハリをつけた設計になっています。
夏の日射量を調節するため、テラス窓は周囲の外壁より50㎝ほど内側に配置。その結果生まれた両脇のスペースを生かしてデスク(窓奥)とヌック(窓手前)をつくりました。

フローリングは木目の美しいナラの無垢材です。

ヌックの中は落ち着いた色合い。リビング・ダイニングからほどよい距離があり、お子さんと絵本を読んだり、一人でくつろいだりとゆったりとした時間が過ごせそうです。下は、おもちゃや子ども用品などが収まる引き出し収納になっています。

デスクスペースで学習するお子さんの様子を見守りながら調理できるキッチン。

天板は傷つきにくくお手入れのしやすいセラミック素材です。

造作の食器棚は、ナラ材を使ってナチュラルな印象に。LDK全体のインテリアに溶け込んでいます。

オリジナル・デザインの造作家具でつくられた統一感のある室内

パントリー(写真左)の上部に高窓がありました。窓の向かいにある壁がレフ板のような役割を果たし、パントリーだけでなく、壁を隔てた裏側に位置する洗面室(写真右)も明るく照らしています。暗くなりがちな家の中心部でも、照明に頼らず過ごせます。

吉田社長 1日を通して自然光は色合いや光が入る角度が変わり、人工的な照明とは違った魅力があります。私たちの事務所にも同様の窓がありますが、風に揺れる木の葉や雨の日の水滴の模様などが壁に映し出され、さまざまな光の表情が楽しめます。

打ち合わせには常にインテリアコーディネーターの片山さんが同席。検討を重ねた造作家具は、デザインの統一感と使い勝手の良さが追求されています。
LDKのテレビボードには、側面にゲームなどを入れられる収納が。配線もすっきりと収まる構造です。素材はフロアタイルで、コストを抑えながらも美しい仕上がりに。

写真左/浴室・ランドリースペースの向かいにあるファミリークローゼット。この他にも動線に沿った造作収納が各所にあります。

写真右/トイレは背面壁の裏に収納を備えています。扉なしのシンプルな形でも中身が目に触れない、スマートなデザイン。ペンダントライトの陰影も素敵です。

リビングドア(写真左)はLIXIL社の「ラフィス」。壁の厚みの差を使った間接照明(写真右)は吉田社長によるデザインで、昼と夜で異なる魅力を放ちます。

壁だと思って通り過ぎた場所には……なんと隠し部屋が。遊び心をくすぐるこちらの空間はご主人の書斎です。ドアは押すことで開くプッシュラッチタイプで、室内と同じクロスで仕上げています。

子ども部屋は仕切り戸で二部屋に分けられるスタイルに。お子さんの独立後はご夫婦の趣味の部屋や客間など、その時のライフスタイルに合わせた使い方ができる可変性の高いプランです。

細やかに打ち合わせを重ねたインテリア。手間を惜しまず納得の仕上がりに

設計プランと空間コーディネートについて、片山さんにお話を伺いました。

Q 坪数以上にゆったりとした、余裕を感じる造りですね

 寝室や子ども部屋の面積を抑え、家族で過ごす空間を広くとるなど、広さにメリハリをつけました。長い時間を過ごすLDKはもちろん、帰宅する家族や来客を迎える玄関ポーチもゆったりとした造りにした結果、家全体が余裕のある印象になったように思います。

Q インテリア、特に造作の家具が魅力的です

 造作家具は、見た目の美しさはもちろん、生活の中でどのように使われるかをイメージしながらデザインしています。
今回の住宅では、洗面台の下部にヘアアイロンやドライヤーが収まるニッチ収納を設けました。実生活でも「当たり前のように美しく片付く洗面台」になっていたら嬉しいです。

Q 暖房方法や断熱性能について教えてください

 床下に温水を配管して床暖房にしています。空気を乾燥させることもなく、足元から温まるので快適です。暖房器具が見えないため、意匠性を損なうことがないのもポイントですね。断熱性能はUA値0.26とZEH水準を上回っており、真夏も真冬も心地よく過ごしていただけると思います。

Q ヨツモクサイドの家づくりの特徴は

 好みや要望を聞かせていただくところから始まり、間取りから内装に至るまで、社長であり設計士の吉田とコーディネーターの私が同席し、打ち合わせを重ねます。
例えば壁紙は必ず大判のサンプルを取り寄せ、必要であれば工事中の現場で実際に壁に合わせてみるなど、オーナー様の納得のいく仕上がりになるよう努めています。これからも手間を惜しまず、心地良く暮らしていただける住宅をつくっていきたいです。

【2025年9月取材】

写真 Commercial Photo / Movie  SWITCH

株式会社YOTUMOKU-side(ヨツモクサイド)

お客さまに寄り添い、木のぬくもりと美しさを活かした家づくり

北海道・帯広市の株式会社YOTUMOKU-side(ヨツモクサイド)は、2022年に吉田和憲氏が創業した住宅会社で、自由設計の注文住宅・リノベーション・リフォームを手掛けています。”YOTUMOKU”は漢字で書くと「四木」と表し、十勝の美しい「四季」を楽しめるあたたかく心地の良い家、本物の「木」を使用したぬくもりある家をという願いと、”side”にはside by side(寄り添って)の意味が込められています。丁寧な打ち合わせを重ね、遠隔でも安心な家づくりができます。

住所】北海道帯広市東2条南25丁目8番地1
電話番号】0155-66-8371
公式サイトhttps://www.yotumoku.com/
施工エリア】帯広市、音更町、芽室町、幕別町ほか十勝地区


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    北海道・帯広市

    帯広市は北海道東部の十勝地方のほぼ中心に位置するまちです。近年は十勝晴れ、食糧自給率1100%、雄大な景観、十勝川温泉、グルメ、アクティビティ、若年の農業後継者が多く活気があるなどの魅力が評価され首都圏、海外などからの移住・二地域居住候補地にもなっています。

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